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新しい場所を求めるという事
今日、家の中を整理していたら、古いメモ帳が何冊か出てきました。
たぶん、4、5年前のもので、仕事を覚えるために色々と勉強していて、
ページ一面にびっしりと、私にしか読めない字で、レイアウトもフリーで
書きなぐってあります。
先輩の仕事を見ながらメモをしているので、きれいに書いている暇などない。
でも、それを見ると、はっきりとその時の情景が浮かんできて
ちゃんと内容を理解できる。
これこそ、本当の意味で機能しているメモだな~、と感心してしまいました。
昔、小学生の頃、私はノートを書くことが本当に苦手でした。
先生の黒板の字を写すだけなのですが、それが綺麗に書けない。
行からはみ出したり、曲がったり、色使いが間違ったり。
今思えばどうでもいい事なのですが、全体的に見て綺麗じゃないと嫌で、
だんだんそのノートを使うのが嫌になり、新しいノートを欲しがっていました。
このノートは失敗した。新しいノートにしたい。
そうすれば、きっと今度こそ綺麗に書けるはず・・・と。
結局そう頻繁に新品が買ってもらえる訳もなく、
小学生で、イメージ通りに綺麗に字を書ける能力もなかった私は、
嫌々そのノートを使い、どんどん汚くなっていき、
勉強自体も嫌になり・・・(←言い訳)
とにかく、『新しいノートになったら、今度こそきれいに書くぞ!』と
毎年毎年思っていました。
それから長い時間がたって、私には『罫線にそって、きれいに書く』ことが
合わないという事に気がつきました。
それよりも、文字を絵のように、見て、聞いた事を自由に書くと、
ノートは確かに汚いけれど、しっかりと後に残る記録となる。
その方法を見つけてから、ノートは最後まで使いきれるようになりました。
何を書いてあるか、私にしかわからない状態ですが・・・。
変えるべきだったのは、ノートではなく、使い方だったのですね。
何かがうまくいっていないと思うとき、その環境のせいにしたり、
条件のせいにしたりする事、よくありますよね。
ここではないどこかであれば、きっと私はもっと輝けるのでは・・・と。
それに似てるな~なんて、ふと考えてしまいました。
今、色々と新しい事にチャレンジしようとしています。
その度に、
①何かうまくいかない状態から、逃げるためなのか
②新しい『自分の活かし方』をしようとしているのか
どちらなのか、自分に問いかけ、②の時のみ進んでいこうと決めています。
①であれば、小学生当時と何も変わらないですからね。。。